我が家では、病気や体についての本も、「勉強のため」と構えず、ほかの絵本と同じように楽しんでいます。絵や物語を楽しみながら、体の仕組みに自然と触れられるのが、こうした絵本の魅力です。
また、実際に風邪をひいているときに読むと、子どもが自分の症状と重ねながら「今、体の中でこんなことが起きているんだ」と理解しやすくなることもあります。

もちろん、体調が悪いときに無理に読む必要はありません。
少し余裕があるときに病気や治療について知ることで、薬を飲むことや体を休めることの大切さを、子どもなりに納得するきっかけにもなると考えています。
この記事では、元看護師・保健師で、年間700冊以上の本を借りる3児の母である私が、子どもと一緒に読みたい「病気と体に関する本」を5冊紹介します。
この記事で対象年齢を分けていない理由
絵本の楽しみ方は、子どもによってさまざまです。
まだ内容をすべて理解できなくても、イラストを眺めるだけで楽しめる本もあります。
また、同じ年齢でも、興味や読書経験によって楽しめる本は一人ひとり違います。
そのため、このブログでは本を年齢や難易度で分けず、それぞれの特徴や、実際に読んだ子どもたちの反応を紹介しています。
おすすめ5選
ウイルスが体に入ったあとの反応がわかる『ウイルスがからだにはいると、どうなるの?』
『ウイルスがからだにはいると、どうなるの?』は、ウイルスが目・鼻・口から体に入ったあと、体の中で何が起きるのかをやさしく描いた全3冊シリーズです。
シリーズは次の3冊です。
- 『めからはいりやすいウイルスのはなし』
- 『はなからはいりやすいウイルスのはなし』
- 『くちからはいりやすいウイルスのはなし』
目から入るアデノウイルス、鼻から入る鼻かぜのウイルス、口から入る胃腸炎のウイルスを取り上げ、症状が起こる仕組みや、体がウイルスとたたかう様子をイラストで紹介しています。
鼻水や鼻づまりがあるときに読むと、「今、鼻の中で何が起きているんだろう?」と自分の経験と結びつけながら理解しやすい一冊です。

我が家では、実際に風邪をひいた時に『はなからはいりやすいウイルスのはなし』を読みました。
自分の今の症状と重ねながら、いつも以上に真剣に聞いていました。
ウイルスがからだにはいると、どうなるの?(全3巻セット) [ 大久保祐輔 ] 価格:5280円 |
病気を子どもに説明しやすい『やさしくわかる びょうきのえほん』
『やさしくわかる びょうきのえほん』は、子どもにとって身近な5つの病気を取り上げたシリーズです。
症状や原因、予防のためにできることなどを、親しみやすいイラストで紹介しています。
シリーズは次の5冊です。
- 『どうしてかぜをひくの?インフルエンザになるの?』
- 『どうしてねっちゅうしょうになるの?』
- 『アレルギーってなんだろう?』
- 『どうしてしょくちゅうどくになるの?』
- 『てあしくちびょうやようれんきんってどんなびょうき?』
病気にかかったときだけでなく、手洗いや水分補給など、普段の生活について親子で話すきっかけになるシリーズです。

「どうしてこの病気になったの?」だけでなく、「これからどうしたらいいの?」まで描かれているのが、このシリーズの良いところ。
インフルエンザや溶連菌にかかったとき、子ども自身が病気を理解する助けになります。
価格:7700円 |
内科健診や診察の前に読みたい『からだにもしもし』
『からだにもしもし』は、園で行われる内科健診を描いた絵本です。
「どこも痛くないのになぜお医者さんに診てもらうの?」「聴診器で何をしているの?」といった、健診を前にした子どもの不安に、物語を通して寄り添ってくれます。
1985年に刊行された少し昔の絵本ですが、健診を不安に感じる子どもの気持ちは、今も通じるものがあります。やわらかく温かみのある絵も魅力の一冊です。

健診の部屋に入ったときの独特なにおいや、順番を待つ間のドキドキなど、子どもが「あー、分かる分かる!」と共感できる場面がたくさん。
診察前に読むのにもピッタリです。
価格:2200円 |
絵を見るだけでも楽しめる『はなのあなのはなし』
『はなのあなのはなし』は、鼻の穴の形や、鼻の中の仕組みに注目した絵本です。
鼻は毎日呼吸をするたびに働いている、身近な体の一部です。
しかし、「鼻の穴はなぜあるの?」「鼻の中はどうなっているの?」と、改めて考える機会はあまりないかもしれません。
鼻の穴の形の違いから、鼻毛や鼻水の役割まで、大胆な絵とともに描かれています。
普段はあまり意識しない鼻のしくみを、楽しみながら知ることができる一冊です。

我が家では、まだ字が読めない小さいころは、おもしろい絵を見てケラケラ。
少し大きくなってからは、鼻のしくみに「そうなんだ!」と興味を持っていました。年齢によって違った楽しみ方ができる絵本です。
はなのあなのはなし (かがくのとも絵本) [ やぎゅうげんいちろう ] 価格:1320円 |
体も心も幅広く学べる『からだ げんき!ずかん』
『からだ げんき!ずかん』は、体の仕組みだけでなく、生活習慣や心の健康まで幅広く扱った図鑑です。
絵本のように最初から読む必要はありません。
子どもが気になったページを自分で開き、調べられるのが図鑑ならではの良さです。
病気だけでなく、食事や運動、睡眠、気持ちとの付き合い方など、親子で健康について幅広く学びたい家庭に向いています。
一度で読み切るというより、手元に置いて、子どもの成長に合わせて何度も開きたい一冊です。

ページの途中に出てくるクイズが子どもたちのお気にいり。
「どれだと思う?」と一緒に考えながら、親子で楽しく読むことができます。
【中古】からだげんき ずかん (チャイルドブックこども百科) 価格:2231円 |
※現在、新品の取り扱いが見つからないため、中古商品のリンクを掲載しています。
【番外編】漫画で体の中を学べる『はたらく細胞』
『はたらく細胞』は、赤血球や白血球など、体内で働く細胞をキャラクターとして描いた漫画です。
細胞の名前や働きを登場人物と結びつけながら、体の中で起きていることを具体的にイメージできるのが魅力です。
今回紹介した本の中では情報量が多く、細胞と細菌などがたたかう場面もあります。
一方で、体の中で起きていることが物語として描かれているため、読書が苦手な小学生以上のお子さんにもお勧めです。

我が家では、はたらく細胞を知ってから、風邪をひくと自分の体に向かって「白血球、頑張れー!」と言うようになりました。
体の中で細胞が働いていることを、子どもなりにイメージできたようです。
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まとめ|子どもの「どうして?」に本で寄り添おう
病気や体の仕組みを、子どもに言葉だけで分かりやすく説明するのは簡単ではありません。
そんなとき、絵本や図鑑、漫画があると、目に見えない体の中をイメージしやすくなります。
身近な病気について知りたいときは『やさしくわかる びょうきのえほん』、体について広く調べたいときは『からだ げんき!ずかん』など、子どもの今の興味に合うものから手に取ってみてください。
お気に入りの一冊が、自分の体を知り、大切にするきっかけになれば嬉しいです。

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